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2008年6月30日 (月)

修行の秘密 科学が迫る

 こちらのブログのテーマでもある、「科学・こころ・宗教」にも関係するであろう興味深い記事がある。座禅、瞑想など宗教的な修行や精神技法が心身にもたらす効果を、脳科学の世界から迫っている記事である。

□読売新聞(2008年3月5日付)
http://osaka.yomiuri.co.jp/kokorop/kp80304a.htm

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2008年6月28日 (土)

茂木健一郎を読む(1)――『生きて死ぬ私』(筑摩書房、2006年〔原著1998年〕)

□自由なる媒介者
 自然科学の領域で最先端の話題をわかりやすく一般向けに説く科学研究者は、この日本においても以前から存在した。科学に疎い筆者ではあるが、雪の結晶が秘める神秘を解説した中谷宇吉郎や「傾向と対策」シリーズでお世話になった竹内均などの名前がただちに思い浮かぶ。茂木健一郎氏もその流れに属す一人である。
 しかし茂木氏をわれわれが目にする頻度は、それ以前に現れた同類の研究者と比べて格段に高い。活字媒体はもとより、テレビ番組にもさかんに姿を見せ、一時はバラエティ番組にまでコメンテータらしき立場で登場していたように記憶している。その意味で、彼はたんなる専門的研究者や啓蒙的ライターではなく、一種の知のエンターティナーを目指しているのだろうし、実際そうである。

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2008年6月22日 (日)

テーマセッション「日本における「科学と宗教」の対話の意味を問い直す」のレポート

 本ブログ5月1日付記事で予告紹介されていた「宗教と社会」学会学術大会におけるテーマ・セッションが実施された。他の研究発表やセッションとは異なり、このセッションは学会と南山宗教文化研究所の共催というかたちで行われたものである。以下、簡単に当日の模様をご紹介させていただきたい。

<1>GPSSプロジェクトの紹介と本セッションの目的の説明――ポール・スワンソン(南山宗教文化研究所)
 まず企画者であり、司会者でもあるポール・スワンソン氏(南山宗教文化研究所・所長)から、われわれのプロジェクトの概要と今回のセッション開催の意義がパワーポイントを用いて説明された。この「科学・こころ・宗教」プロジェクト・ブログもその場で紹介されている。
 スワンソン氏によれば、科学と宗教とあいだには以下のような相違がみられる。
 
 1.「科学」は実用的なことを扱うもので、「宗教」は超自然的、パラノーマルなことを扱うもの。
 2.「科学」は日常世界に関するもので、「宗教」は(お葬式、祭り、供養、など)非日常的世界のためのものである。
 3.「科学」は物理的な世界に関連するもので、「宗教」は精神的な世界に関連するものである。


このような点を念頭に議論が進められることが期待された。

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