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2007年11月29日 (木)

アメリカ宗教学会(AAR)サンディエゴ大会に参加して(1)

 去る11月17日より20日まで、アメリカのサンディエゴにて、アメリカ宗教学会(AAR)サンディエゴ大会が開催されました。
 南山宗教文化研究所からも、渡邉学先生、寺尾寿芳研究員、川上恒雄研究員、大谷栄一が参加しました。
 寺尾氏は、南山宗教文化研究所・三田一郎基金「科学と宗教」プロジェクト研究助手を務めており、本日より、数回に分けて、寺尾氏によるアメリカ宗教学会参加録を掲載いたします(管理者記)。

□アメリカ宗教学会に参加して
Aar_2007_san_diego_026_3 わたしが所属する南山宗教文化研究所・三田一郎基金「科学と宗教」プロジェクトは、このたびアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ市で開催されたアメリカ宗教学会学術大会に向けて研究員を派遣した。昨年度に続き二回目の派遣となる(写真は、メイン会場のSan Diego Convention Center)。
 このプロジェクトは同じ南山宗教文化研究所が運営するものとして、ジョン・テンプルトン財団の後援を受けた本GPSSプロジェクトと密接な協力関係にある。よって本ブログにわたし個人の参加報告書を転載しておきたい。
 なお以下においては、いうまでもなく宗教と科学の関係を扱ったセッションを集中的に取り上げている。ご覧いただいている皆様にとってなんらかのご参考になれば幸いである。

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2007年11月 9日 (金)

【書評】田辺保、岩田誠著『死に方 目下研究中。――医学者と文学者の彼岸さがし対談』

田辺保、岩田誠著『死に方 目下研究中。――医学者と文学者の彼岸さがし対談』(恒星出版、2005年)

Gpss071109_2□「生・老・病・死」についての息の合った対話
 シモーヌ・ヴェイユやパスカルの翻訳・研究で著名なフランス文学者であり、岡山大学・大阪市立大学の名誉教授である田辺保氏と、東京女子医大教授で脳神経内科が専門の岩田誠氏による対談である。宗教を学ぶもののなかで、翻訳・著作を通じて田辺氏の「お世話」になったものは多かろう。評者の場合も顧みれば院生時代に触れたヴェイユの著作は大半が田辺氏の翻訳であったし、たしかアシジのフランシスコの『小さき花』も田辺氏による翻訳本で読んだ記憶がある。他方、岩田氏については専門違いということで初耳であったが、終末医療こそが医療の究極であるという主張には宗教に通じる視圏を感じ取ることができる。本書ではこの二人が「生・老・病・死」の四点に関して、息の合った対話を交わしている。医学に疎い評者としては岩田氏の発言から多くを学んだ。

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2007年11月 6日 (火)

脳のなかに神を探して

Gpss071106_2 □Scientific American.comの興味深い記事
 10月3日付けのウェッブサイト『科学的アメリカ人』(Scientific American)に、「脳のなかに神を探して」という興味深い記事が掲載されている。

こちら

 冒頭の描写は結構刺激的である。厳格な観想修道会として有名なカルメル会の修道女たちが、修道服やベールを脱ぎ捨て、Tシャツ姿で脳神経科学の実験台になっているというのである。しかしそれはけっして冒涜的な行為ではなく、むしろ彼女たちはボランティアとしてすすんで参加していることが紹介されている。

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