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2007年9月28日 (金)

What Makes Up My Mind?

 以前、このblogで、「『心』『脳』『脳科学』という言葉」と題した記事を執筆し、日本における脳科学の試みを紹介しました。この中で、日本語の「心」という言葉が意味する範囲が幅広いことを述べました。
 これに関連する興味深い記事が、『Washington Post』2007年9月23日号に掲載されています。「What Makes Up My Mind?」と題する記事です(Joel Achenbach氏執筆)。

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 このタイトルを翻訳すると、「何によって決心するのか?」となりますが、「Mindとは何か?」とも訳すことができます。この記事では、英語における「Mind(心)」の意味の幅広さが説明されています。そして、人間の意識(Consciousness)の不思議さを探求するアメリカ国内のMind研究やBrain science(脳科学)の試みが紹介されています。

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2007年9月25日 (火)

【書評】アインシュタイン 神を語る―宇宙・科学・宗教・平和』

【書評】ウィリアム・ヘルマンス著(雑賀紀彦訳)『アインシュタイン 神を語る―宇宙・科学・宗教・平和』工作舎、2000年

Gpss070925_3 □「預言者」アインシュタインの面目躍如
 詩人であり、神秘主義者である著者が、アインシュタインと数回にわたり、ドイツさらにアメリカにおいてインタヴューした内容を記したもの。著者が科学者でも哲学者でも宗教家でもないことが、アインシュタインの発想の大胆さを巧みに引き出している。まさに「預言者」アインシュタインの面目躍如たる書であるといえよう。

第一章 アインシュタインとの出会い
第二章 宇宙的宗教
第三章 アインシュタインの宗教観
第四章 世界平和と科学者の責務

 一読して印象的なことは、アインシュタインの既成宗教つまりはキリスト教へ向けた冷厳なまなざしと、宇宙的宗教への熱情である。西洋文明に内在する他者としてのユダヤ人であったアインシュタインは、キリスト教諸派への厳しい見解を表明している。結局彼は、宗教とはそれが生み出したものによって判断されると考えている。生み出された醜悪な面を、神ならぬ人間の限界として、あるいは動機の善良さに免じて救い上げるような作為はアインシュタインの目からみればたんなる防衛的反応すなわち言い逃れにすぎない。したがって、アインシュタインはユダヤ教を含めてあらゆる地上の宗教に自己同化することはない。地上の既成宗教はどれも人間の欲望にまみれたものにすぎないからである。むしろ宇宙的宗教(cosmic religion)の視点から現実のあらゆる宗教を包越する次元を、自然科学わけても物理学の視点から是認希求し、その立場から政治的、宗教的、文化的等々のあらゆる判断を行なう。

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2007年9月21日 (金)

東ヨーロッパとアジアのGPSSプロジェクト

 当研究所の「科学・こころ・宗教」プロジェクトは、John Templeton財団主催のGlobal Persepectives on Science & Spirituality(GPSS)のMAP projectの一環として、実施されています。このMAP projectには、7カ国の大学・研究機関が参加しています。
 先日、John Templeton財団のオンライン雑誌Milestonesに、東ヨーロッパ(ロシア)とアジア(インド、日本)のMAP projectに関する報告が掲載されました。
 →こちら


 この中にある当研究所に関する報告部分を翻訳しましたので、以下にご紹介します。

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『科学・こころ・宗教』の目次紹介

Kokoro_cover_6_2  ポール・スワンソン監修『科学・こころ・宗教―科学から見る「こころ」の意義』(南山宗教文化研究所、2007年)の目次は、以下の通りです。
 

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『科学・こころ・宗教』の入手方法

 ポール・スワンソン監修『科学・こころ・宗教―科学から見る「こころ」の意義』(南山宗教文化研究所、2007年)は、書店での一般販売はしていないため、入手を希望される方には、郵送費の実費のみでお送りさせていただきます。
 下記の住所に、290円分の切手をお送り下さい(2冊の場合は340円分、3冊の場合は450円分)。

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2007年9月 5日 (水)

京都大学こころの未来研究センターのご紹介

 今日は、当研究所のプロジェクトと関連する研究に取り組んでいる研究組織を紹介したいと思います。
 今年(2007年)4月1日に発足した京都大学こころの未来研究センター(吉川左紀子センター長)です。
 HPを拝見すると、「センター設置の目的」が次のように掲げられています。

こころの未来研究センターは、心理学、認知科学、脳科学、人文科学等のこころの総合的研究拠点として、人のこころに関する科学的研究を推進する。その研究成果を基盤として地球化時代を生きる人のこころのあり方や人間像についてのヴィジョンを描き出すことを目的とする。

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