2009年5月29日 (金)

サイエンス、日本、そしてハーバード:高まる「こころ」への関心

 アメリカ、ハーバード大学に設置されているライシャワー日本研究所は、ライシャワー元米国大使が創立した研究所で、日本の政治、経済、社会、文化についての幅広い研究活動を行うだけではなく、日本や米国内の研究機関と積極的な交流事業を展開していることでも著名な研究所である。          

 

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2009年5月15日 (金)

Chart of Books Reviewed on the Nanzan GPSS blog

These books are in Japanese, and we have provided an English translation of the titles.

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書評一覧(英文タイトル込み)

本ブログでこれまで扱ってきた書評を一覧したリストを作成しました。著者名とタイトルを英語表記して、あわせて紹介します。

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2009年5月14日 (木)

万能細胞に関する最近のニュース

 本blogでも、何度か取り上げている 万能細胞(ES細胞、iPS細胞)。今年(2009)に入ってからも万能細胞に関するニュースが頻繁に報じられている。以下に、朝日新聞の記事をいくつか紹介しよう。

■ガードナー国際賞の受賞

 1つ目は、ガードナー国際賞に、京都大iPS細胞研究センターの山中伸弥教授と京大大学院理学研究科の森和俊教授が選ばれたことだ。ガードナー賞とは、医学の分野で大きな発見や貢献をした研究者に贈られる国際賞で、歴代受賞者の4人に1人はノーベル賞を受けており、米ラスカー賞と並び化学者の「登竜門」とされる賞だ。日本から過去6人が受賞している。

 山中教授は06年、マウスの体細胞からほぼすべての細胞に分化する能力を持つiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作ったと報告。翌年にはヒトでも成功した。森教授は93年に細胞内の小器官「小胞体」で、過って作られた不良品のたんぱく質を感知するセンサー分子を発見し、不良品がどう処理されるかを明らかにした。

 山中教授は06年にiPS細胞をマウスからつくったと発表して以降、受賞ラッシュが続いている。京都大によると、4月1日現在、紫綬褒章を含めると23にのぼる。山中教授は会見で「iPSといえば日本となるよう、5年後、10年後に向けて頑張りたい」と話した。10月にカナダ・トロントで授賞式がある。

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2009年3月26日 (木)

【書評】北浜邦夫監修、高田公理・睡眠文化研究所編『夢 うつつ まぼろし――眠りで読み解く心象風景』(インターメディカル、2005年)

手ごろな夢入門
Gpss090326b  夢に関しては、精神分析はもとより心理学、文学、歴史学といった多様な領域で研究が進められてきた一方で、学術的な水準を保ちながら多領域にわたる学際的研究書はそれほど目立たなかったのではなかろうか。本書はフランス国立科学研究所神経科学部門主任研究員である北浜邦夫氏の監修のもと、文化人類学、情報メディア学、生理心理学、環境生理学など多様な領域で活躍する研究者からなる夢入門の書である。論述は平易で、図解やイラストを多用することで一般的読者の関心を喚起するとともに、ディスカッション形式も採用するなど、臨場感あふれる知的刺激に満ちた一書である。

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【書評】浅野房世・高江洲義英著『生きられる癒しの風景――園芸療法からミリューセラピーへ』(人文書院、2008年)

生きられる風景
Gpss090326a_5 小川洋子の『物語の役割』に出合って以降、評者は言葉に先立つ映像の重要性に目を開かされた。心理学の領域ではたとえば箱庭療法などが前言語的映像の秘める可能性を深く自覚していたものと思われる。本書は人間をいわば〈環境内存在〉として理解し、とくにグリーフケアの現場を取り上げつつ、そこに展開しているケアの最前線を特に風景に焦点を当てながら、園芸学、芸術学、精神医学の合流点に立つ治療者の視点から紹介するものである。浅野氏は植物介在療法の専門家、高江洲氏は精神科医で、いずれも上記の領域で複数の学術賞を受けた第一線の研究者である。
 まずは目次を挙げておこう。

Ⅰ 生きられる空間と風景
Ⅱ 癒しと緑の関係
Ⅲ 園芸療法とミリューセラピー
Ⅳ ミリューセラピーの実例
Ⅴ 生きられる癒しの風景を求めて

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2009年3月11日 (水)

【書評】西村明著『戦後日本と戦争死者慰霊―シズメとフルイのダイナミズム』(有志舎、2006年)

Gpss090311  本書はいささか「科学」とは縁遠い話題を扱うものだが、「こころ」(ただし社会におけるもの)と「宗教」とが接する境界領域における出来事を扱っていることもあり、つまり既成の心理学、社会学、宗教学といった学問領域では零れ落ちてしまう貴重な問題を取り上げたものであることから、われわれのいわば〈越境する勇気〉をさらに喚起するためにも有益と考え、ここにご紹介するしだいである。また本書が扱っている中心的事例は、近代科学技術が行き着いた果てに生まれた原子爆弾に関わるものであることから言っても、いささかテーマとしては周縁的とはいえ、われわれとしても無視できないように思われる。

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2009年3月 6日 (金)

脳と「こころ」と瞑想

■脳の機能と瞑想の関係
 本ブログにおいて、以前より何度か取り上げている「脳とこころ」。 このトピックに関する新聞記事を調べていたところ、瞑想をすることで脳に様々な変化が起こるという記事があることが分かった。

■深い腹式呼吸で心と体がスッキリ
 2008年8月20日付け『読売新聞』では、瞑想がどのような影響を脳に及ぼすかを紹介している。
 記事によると、現代社会を生きている中で、知らず知らずのうちに蓄積した心身の“ゆがみ”を正す手段として、坐禅が注目されているとのこと。瞑想のメカニズムに詳しい東大医学部准教授の熊野宏昭氏(ストレス防御・心身医学)は、「脳科学の視点から見ても大きなリラックス効果がある」と坐禅の効用を説明する。

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2009年2月24日 (火)

【書評】『大航海』第69号「特集:脳・意識・文明」(新書館)

□ジェインズ『神々の沈黙』への助走
Gpss090224  年に四回刊行される思想誌『大航海』であるが、年初に発行された第69号は本プロジェクトに見合った内容をそなえるため、簡単に紹介しておきたい。この『大航海』誌は幅広く思想界の話題を取り上げる点で青土社が発行する『現代思想』に似ているが、その語り口はいっそうやわらかく、より広汎な読者層を想定しているようである。この特集号には多くの論考が収録されているが、主なものを拾い上げてみると以下のようになる。

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2009年2月18日 (水)

【書評】阿部仲麻呂著『信仰の美学』(春風社、2005年)

Gpss090218_2 美は排除せず、すべてを包み込む。ともすれば審問の語法をとりがちな教義ではなく、(「あとがき」の言葉を借りれば)「万華鏡」の妙に心開かれる美学の視点から信仰のあり方が見直される。本書の読者は現代神学における特筆すべき事件に遭遇することになろう。
 

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